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By Joan Gralla
ニューヨーク(ロイター) - ニューヨーク市は、大幅な値引き価格で市民が処方薬を購入できる新たなカードの提供を水曜日に開始した。この措置により、医薬品の販売が増加し、同市の公立病院の負担が軽減される可能性がある。
住民、観光客、通勤・通学者、またすでに保険に加入している人全員に、年齢、所得、市民権に関係なく、この新たな無料のBigAppleRxカードの利用資格がある、とMichael Bloomberg市長は記者らに述べた。
値引きは、平均47%になると予測されている。糖尿病患者は、後発医薬品代を年間831ドルも節約でき、喘息患者は吸入薬代を667ドル節約できる。
家の中で病気とは何か
一部の地域では、ニューヨーク市より何年も前に医薬品値引きカードを提供している。例えば、近隣のナッソー郡では、同プログラムを2004年に開始し、住民の小売処方薬の大部分を24%、後発医薬品を最大50%値引きした、と発表している。
米国各地の多くの薬局で、同様の値引きカードが提供されている。同市のプログラムを運営することになるHealthTrans Accessは、すでに米国各地で1,060万人を登録している。
ニューヨーク市の約2,000のドラッグストア(全体の85%)は、その見返りとして、店舗にいる間に顧客が他にも買物をする可能性があり、販売増加につながることから、値引きに前向きである、とBloombergは述べた。
骨はどのような色をで構成されていません
ニューヨーク市民80万人超が、昨年、支払いができないために処方薬の調剤を受けなかった、と述べたことをLinda Gibbs副市長が発表した。医療保険に入っているニューヨーク市民でさえ、薬剤が保険の対象となっていないプランに加入している場合がある。
この新たなカードにより、こうした人が必要な処方薬を買えるようになれば、同市にある11の公立病院のいずれかで応急処置を受けずに済む可能性がある、と市長の側近は述べた。
"1000 MGは何グラムに等しい"
ニューヨーク市には、米国最大規模のMedicaidプログラムのひとつがあり、その加入者はすでに、さらに低い医薬品価格のベネフィットを受けている。それでも、同市の公立病院では年間45万人もの無保険者を治療している、と病院企業団であるHealth and Hospitals Corporationの広報担当者は述べた。
「我々の患者の多くが、薬剤を2ドルで受け取ることができる。しかし、ニューヨーク市民全員がHealth and Hospitals Corporationに来るわけではない。それが、このカードのベネフィットである」と同担当者は述べた。
Health and Hospitals Corporationの財務状況は何年間も逼迫しており、決算残高は2011年の8億3,200万ドルから、2015年には3,100万ドルに落ち込むと予測されていることを財政監視機構は発表している。
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